全身全霊をささげて専念した瞬間に神意が働き出す WHマレー

マレーは登山家ですが、以下のような名言を残しています。

全身全霊をささげて取り組まない限り、引き返すべきかという迷いや無力感がつきまとうものだ。
行動を開始するにあたっては、ある基本的な真理の存在を知るべきである。
その真理とは、「全身全霊をささげて専念した瞬間に、神意が働き出す」ということだ。
夢にも思わなかった様々な偶然や出会い、物的支援に恵まれるのである。
William Hutchison Murray (18 March 1913 – 19 March 1996)

全身全霊をささげることで、自分の能力だけでなく、神意も動かし、環境も自分の成功につながるように変化していくのでしょう。

大きな仕事を成し遂げるには、個人のエゴから来るパワーだけでは難しく、皆から応援されるような人間である方が成功しやすいと思います。

スポーツで長く活躍できる人は、ほとんどが人格者です。名門のスポーツのサークルに入ると、礼儀作法を厳しく躾けられるところが多いです。試合のときも他所の監督さんに挨拶に行ったり、靴はきちんと揃えて脱いだり、スポーツの技術だけでなく、生活態度まで厳しくチェックされたものです。

そうすることで、心が整い、試合でも勝てるのではないかと思います。コイツに負けたのなら仕方ない、と思えるような人格者であれば、試合に勝っても恨まれることもないでしょう。

勝っておごらず、負けて悪びれない、というのは荘則棟という卓球選手の風格を表す言葉ですが、技術が素晴らしいだけでなく、人格も素晴らしいから、荘則棟は世界選手権男子シングルスで3回連続で優勝できたのでしょう。

日常生活で、整理整頓し、掃除もチリ一つないように掃除をして、心身を清めて練習をすることで、練習場に神が宿るような気がします。

多くの選手が全力で優勝目指して猛練習をしていますが、神意を動かすほどの強い気持ちを持って頑張っている選手が世界チャンピオンになるのでしょう。

東京オリンピックは開催されるか、中止・延期されるかは不明ですが、選手にとっても、もしかしたら中止になるかも知れない、という状況では神意を動かすほどの練習をすることは難しいのではないでしょうか?

選手のことを思えば、ギリギリまで待つのではなく、早めに中止か延期を決定すべきと思われます。

流行のピークを後ろ倒しにして、なだらかなピークにする方針を取った以上、日本ではまだピークは来ておらず、後日オーバーシュートしてピークを迎えるはずです。だとしたら、海外から選手が日本に来るとは考えにくいです。

IOCは一刻も早く中止か延期を決定すべきと思います。