天才脳を目覚めさせる方法

天才脳を開発する方法、というのがあるか?といえば、私はあると思います。

私は、小学校の頃、そろばん塾(珠算の塾)に行っていました。小学校3年から入って、1年で3級まで行き、5年生で2級、6年の卒業の3月に1級を取りました。

そろばんのすごいところは、8桁の数字の暗算を頭の中でやれることです。これは頭の中にそろばんをイメージしてそこでそろばんの玉を動かして計算するのです。すごいイメージ力とすさまじい位の集中力が必要です。少しでも集中が乱れると暗算で間違います。ある意味、天才的な集中力がつきます。

私がそろばんで1級に合格した少し後、知能指数を測定したら、169/170でした。これは当時の標準的な測定の表には載ってなかったそうで、外挿して理論的に求めたら知能指数200位に相当したそうです。つまり、私は当時は知能指数200の天才だったというわけです。

しかしながら、その後卓球に熱中して勉強をあまりしなくなったら、中学3年生の頃には知能指数が140位まで落ちてしまいました。

このことから言えることは、勉強をしっかりやっていたら、知能指数は上がる、やらなければ下がる、ということです。天才になりたければ、本気で集中して夢中で勉強すれば知能指数も自然に上がると思います。

そのためにはいくつかの要素があります。例えば、勉強に価値がある、と信じること、他人を幸せにするために勉強する、などの人格的な面も重要です。自分だけが成功して他人から搾取しよう、というような汚い心では本当の集中力は出ないと思います。

私の東大時代の同級生にも天才と呼べるだけの知能指数を持っている人がいたと思いますが、直接IQの数値を聞いたことがあるのは、IQ150位の法学部の学生だけでした。彼は現役で文科I類、つまり法学部に入ったのですが、その後、公務員試験にもトップで合格しました。つまりその学年では日本一ということになります。当然に事務次官候補になっています。

ということは、IQ150位あれば大体東大のトップクラスになれる、日本一になれる、と考えてよいでしょう。IQ200とかいう人もたまにいますが、必ずしもそのIQを十分活用できていない人もいるように思います。

それに、昔はIQの測定試験が170までしか測定できないようになっているものが普通だったようですから、それ以上の数値の場合は、推定と思われます。今はもっといい試験方法が開発されているかも知れませんが。

いずれにしても、彼以外にも東大生や卒業生で知能指数140、150位の人は相当数いると思います。彼らが生まれつきの天才だったかは不明ですが、集中して勉強をしていることは確実です。

それと反対の例ですが、私の中学の同級生は天才と言われていましたから、IQ150位あったと思いますが、最初こそ全校トップを取っていましたが、その後トップでなくなり、最終的には日本大学に入って地元の中学教師になったようです。

つまり、IQだけ高くても一流大学に入れるとは限らず、それなりの勉強が必要、ということです。

10で神童、15で才子、20過ぎればただの人、ということわざがありますが、上に書いた中学の同級生はまさにそれを地で行った感じでした。

逆に、さぼらずに勉強していれば、知能指数は伸びて行きますから、東大に入った人は無意識のうちに天才になれる勉強法をしているとも言えます。逆に、どんな天才でも勉強を怠ければ知能指数は下がり、東大にも入れないでしょう。

湯川秀樹氏も、急がず休まず、と言っていました。急がず、休まずに目標に向かって着実に努力していればいつか目標を達成できる、ということでしょう。それだけではなく、知能指数も継続して上がっていくと思います。

天才打者のイチローにしても、毎日のトレーニングを欠かさずにやっているから天才を維持できています。平凡なトレーニングを毎日続けることでとんでもない高みに到達できるということでしょう。

つまり、天才も実は努力で維持されているわけです。天才でも全く勉強しないでゲームばかりやっていたら知能指数はどんどん落ちて行くと思います。

実際、アインシュタインの脳はある特定の部位が通常の人の脳よりもかなり(10倍位)大きくなっていたそうです。空間認識に関する部分だったと記憶しています。

つまり、脳は使えば使うほどそこが発達するので、天才と言っても、勉強に関する部分をよく使っているからどんどんその部分が発達しているだけ、とも考えられます。

つまり、天才は生まれつきではなく、後天的に獲得できるもの、と言えると思います。成功するには、才能か努力か?と言われたら、努力、ということなのでしょう。努力により、天才になれる、ということです。

例えば、奈良の子供4人全員を東大医学部(理科3類)に合格させた親も、幼児の時期のものすごい量の本を読み聞かせしたり、生まれる前の胎児の段階でも話しかけたりしていたそうです。

また、総理を輩出した鳩山家でも、胎児の段階から英語を読み聞かせたり、その段階から教育していたそうです。だから、全国模試で、1番、1番、3番、1番を取った鳩山邦夫(故人)さんのような秀才が生まれたのでしょう。兄の鳩山由紀夫元首相は弟の邦夫さんほど成績はよくなかったそうですが。

それでも、全国模試で1番、1番、1番、1番と4回連続で全国1位を取った片山さつき議員(舛添要一さんの元妻)には及びませんが。

いずれにしても、こういう教育を受けていたら、今平凡な人生を歩んでいる人でも、実は、東大に入り、高級官僚や東大教授、裁判官、検事、弁護士、医師、優秀な研究者になっていた可能性は十分にあります。

こういう天才的な人達は、たまたま運よく親に恵まれて、生まれ持った才能を存分に開花できた、というわけです。そして、東大でトップクラスになり、その後、官僚になったり、裁判官や検事、弁護士になったり、天才科学者になっていくのでしょう。

こうした天才達は幼い頃からの教育によって作られるような気がします。つまり、生まれつきの才能ではない、ということです。つまり、生まれつきではなく、天才は作られる、というわけです。だとすれば、あなたにもできます。

そんな天才だらけの東大の中でも、理科III類は特別な存在です。東大理系のトップ90人、とまでは言いませんが、全国でトップ200位位までの人が集まっている感じと思われます。というのも、理科3類に入れる学力があっても、理科I類や理科2類に入る人もかなりいるからです。

私の周りにも、東大入試オープン模試で全国30位でしたが理科I類に入ってその後公務員になった人もいますし、筑波大付属駒場(筑駒)の先生から理3に行け、と言われたのに、理科2類に進んで農学部に進学した人もいました。この人は天才的な人でプログラムも得意でその後大企業の役員にまでなっています。

東大理科I類から農学部に進学する人もいます。そういう人は大体平均点で80点を超えているので、医学部以外はほとんどの学部に進学できるのですが、なぜか農学部を選ぶ人が毎年数人以上います。工学よりも農学の方が好きなのでしょう。

偏差値が高いから理科3類を選んだ、という学生も多数いますが、そういう人達は、別に医者になりたくて東大医学部に入ったのではなくたまたま勉強ができたから理科3類に入っただけ、という人もいます。

そういう人達の中には、司法試験に合格したり、ベンチャー起業する人もいるそうです。東京大学で一番起業したがる学生が多いのが理科3類、つまり医学部進学課程なのは何か皮肉な気もします。

しかし、理科3類(医学部)から司法試験に最も合格者が出た学年の医師国家試験合格率は80%台前半で、教授が激怒したといううわさも聞きました。さすがに、天才の理科3類合格者でも、司法試験と医師国家試験の両方は簡単には通らない、ということでしょう。

笑えるのは、医学部の学生の中に、血を見たら卒倒する学生がいるそうです。成績だけで学部を決めるとこんなことも起こりますから、偏差値だけで進学先を決めるのは危険です。きちんと自分の適性、一生やりたい、やってて楽しい、と思える仕事ができる進学先を選ぶべきでしょう。

ところで、話は戻りますが、何をやってもうまくいく天才になる方法があるのでしょうか?私は必ずしもそうとは限らないと思います。

人間は、カルマを解消するために、この世界に来ています。そのカルマはそれぞれに違うので、ノーベル賞を取ったり、オリンピックで優勝するような人はそれなりに善のカルマを積んでいるように思います。例えば、お坊さんの家系とかで、多くの人を助けた人の子孫だったり。

そういう人は大体何をやっても成功するように思います。

しかし、過去世で大虐殺をやった殿様や王様の場合は、怨念がたくさんついていますから、なかなか成功できないと思います。

そうしたカルマを無視してあなたも成功できます、というのは無責任な気がします。

実際、高額(費用30万円~数百万円)の起業塾に入って成功できるのは、10~20%です。下手すると5%以下しか成功できない塾もあると聞いています(アフィリエイト塾など)。

そういう意味で、高額のノウハウを買っても成功する人はせいぜい20%、もしかしたら5%以下と考えておいた方がよいです。

ただ、本当に自分に合う教材があれば、それは自分の心の声が教えてくれます。この教材を買え、と夢に出てくる場合もありえます。しかし、それは数年に1回か、1生に1回かも知れません。

そういうときは迷わず購入すれば、とんとん拍子で成功できると思います。

ですから、教材を購入するかどうかは、本当に今の自分に役立つのか?今の自分に欠けているピースが得られる教材かどうかをしっかりと検討して、さらに、自分の心の声も聞いてから決断するのがよいと思います。

よくあるのは、すごい肩書だから、とか、日本一だから、ということで教材を購入する人もいますが、その人の家系がずっと東大教授、というケースもあり得ます。あるいは、鳩山家や安倍家のように総理大臣の家系だったりするかも知れません。おそらくそういう人達のノウハウは一般人には使えないと思います。教育にはお金を惜しまないでしょうから。

教材を購入するのであれば、できるだけ、自分の境遇に似た人、そして、馬が合いそうな感じがする人の教材を購入するのがよいと思います。自分の考え方に近い人のやり方なら抵抗も少なく、すんなり取り入れるからです。

私の場合も、一時期天才でしたが、勉強しなかったために、普通以下に落ちてしまいました。この点はビリギャルとも共通しています。

しかし、そこから必死に頑張って根性で数学をマスターし、東大に楽勝で合格しました。成績が悪くて悩んでいて、一気に成績を上げたい人には私の教材は向いていると思います。特に数学が苦手な人です。数学は得意にできます。

それと、成績が伸び悩んでいる人は私の教材を実行すれば成績が右肩上がりで伸び始めると思います。

とはいえ、私も受験時代の最後の方では、上位からさらに上位に伸びていく状態だったので(例えば、全国1000番から全国300番代とか)、成績上位の人でも使えるノウハウではありますが。

ともかく、私としては、中学、高校の人生でも最も楽しい時代を十分に楽しみ、いい思い出をたくさん作りながら、志望校に合格したい生徒さんに手に取ってもらいたいと考えています。そして、この教材を学んだ生徒さんの中からノーベル賞受賞者が出ることを密に期待しています。

楽しく勉強して学力を伸ばし続けるマニュアル