亀田興毅の引退と他人の気持ちの力

スポーツ選手で、いくら強くても、皆から嫌われる選手はどこかで消えて行きます。

モンゴル出身の朝青龍も強かったですが、いつの間にか故障や問題を起こして去って行きました。

今は白鵬も徐々にその方向に進んでいるように見えます。

他にも、昔、江川卓投手は怪物と言われるほどすごい投手でしたら、政治家を使って空白の1日を作るというスポーツマンとしてあるまじきことをした結果、球界を早くに去ることになりました。

それとは逆に、卓球では小野誠二という選手が卓球日本の名誉を一身に受けて奇跡的なパワーを発揮して世界チャンピオンになったことがありました。

古橋広之進という方は日本復興の期待を背負ってフジヤマのトビウオと言われ、世界記録を連発しました。これは日本全体の期待に応えたからです。

こうした事例は偶然かも知れません。しかし、好かれている選手は長く活躍できるのに、嫌われるようになったときから転落が始まっているようにも思えます。

つまり、大勢のファンやアンチが考えることが現実に起こっているとも考えられます。

多くの人の思いは届く、ということでしょう。

亀田興毅も強かったけど、汚いボクシングをやって嫌われ、日本のボクシング界から追放され、アメリカに渡りましたが結局4階級制覇はできず、28歳の若さで引退を余儀なくされました。アメリカではお金を生まないボクサーはすぐに切られるようです。

これはスポーツに限らず、政治家でも、教授でも、何でも同じではないかと思います。

皆から好かれ、応援してくれる人間であれば、長く活躍できるけど、皆から嫌われる人間は、いくら優秀でも長くは続かない、ということでしょう。