いつでも幸せな感情を感じるルール アンソニー・ロビンズ

人は幸せと感じるには●●が満たされたとき、というルールを自分で作っています。

例えば、彼女、彼氏と一緒にいるときが幸せ

海外旅行に行けたときが幸せ

勉強でいい点数が取れたときしあわせ

スポーツの大会で優勝できたとき幸せ

子供と遊ぶときが幸せ

などなど

そして大抵の場合条件がついています。子供と遊ぶとき、は別として。

この幸せを感じるルールのハードルが高いとなかなか幸せを感じることができません。

この幸せや不幸を感じるルールは自分で自由に作ることができます。

息をしていれば幸せ、朝目が覚めれば幸せ、朝ごはんが食べられれば、会社に行ければ、昼ごはんを食べられれば、昼休みがあれば、夕食が食べられれば、風呂に入れれば、夜ふとんで眠れれば、幸せ、というようなルールを設定することもできます。

このように、日常普通に生活していれば行うことを幸せと感じるルールにすると、毎日幸せを感じることができます。

逆に、世界チャンピオンになれば幸せ、ノーベル賞を取れれば幸せ、総理大臣になれば幸せ、東大総長になれれば幸せ、などと高いハードルを課してしまうとなかなか幸せを感じることができません。

アンソニー・ロビンズは、感じたい感情を感じるためのハードルは低く、感じたくない感情を感じるためのハードルは高くするように勧めています。

つまり、幸せを感じたいなら、それを感じるハードルを徹底的に低くすればいつもその感情を感じることができます。例えば、息をしているだけで幸せ、というのであれば、常に幸せを感じることができます。

逆に、他人に無視されてむかつく、という人の場合は、他人100人に連続して無視されたときむかつく、というルールにすればよいです。そんなに連続して無視されることはまずないですから。

つまり、ルールを書き換えることで、近づけたい感情をいつも感じることができ、遠ざけたい感情を滅多なことでは感じないようにできるというわけです。

いつも幸せそうに見える人はいつも幸せを感じるルールにしているのでしょう。

自分が不幸だ、と感じるルールを持っている人は、ルールを書き換えてみましょう。

例えば、口うるさい人がいつも文句を言うとしたら、文句を言われたら幸せ、お祝いをする、というルールにするとよいです。すると、いつもは文句ばかり聞かされてうんざりしていたのが、文句を言われた、ヤッター、という風に文句を言われることをきっかけに、自分の最高の感情を感じるようにすることができます。

文句を言われるということは完全の余地があるとも言えます。改善すべき点を教えてくれてありがとう、というわけです。

もっとも、明らかにイチャモンをつけてばかりいる人はいくら改善しても何かしら文句をいう点を見つけてきて文句をいいます。それでも、その人が文句を言いようがなくなるまで改善し続ければいずれ言うことがなくなるでしょう。そういうゲームだと思ってやってみるのも面白いかもしれません。

会社の上司がそういう人の場合や、クレーマーからの文句の場合も愛で返すことができれば相手に好かれるようになりえます。