宝地図を作って眺めていても、一向に進展が無いように感じることがあります。例えば、試験勉強をしていても、進んでいるのか、停滞しているのかわからない、というようなことを聞きます。

しかし、そんなときでも着々と夢実現の準備は潜在意識の中で起こっています。

ですから、一見うまく行かないものだな、と思っても、気にせず夢実現のための行動を続けているといつか急に実現します。

私のセミナーに来られた受講生の方も最初の頃は、「うまく行かないものだな」と思ったそうですが、半年後、ほぼ夢を実現し、最終的な夢も叶いました。それには、半年と１年位の月日が必要でした。

宝地図を作って翌日夢が実現しなかったからと言って諦めるのはまだ早いです。

家の設計図なんか、５年後とか１０年後に実現することがあります。しかも、その宝地図は作ったことさえ忘れていて、物置に梱包して置いてあったのを開けてみたら、最近買った家と９９％同じだった、という話がよくあります。

一度潜在意識に入ってもそれが実現するまでには、数か月、長いものでは数年～１０年以上かかる場合もあります。

しかし、その夢の実現を夢見て全力で努力する毎日が本当は一番楽しいのだと私は思います。達成できたところを想像して、ワクワクしながら、必死で努力していた時期はあとで思い返すと宝もののようにいい思い出です。

私の場合は、東大合格を目指して浪人していた予備校の１年間が人生の中でも最も輝いていたように思います。その間はずっと学び、成長していました。

夢は実現してしまったらそれで終わりですから。目標を達成して、次の目標が見つからず、腑抜けのようになったり、五月病になったりする人もいます。

夢実現のめどが立てば、次のその先の夢を持つのがそうならないための対策です。

東大に入ったらどうする、目標の会社に入れたらどうする、課長になったらどうする、部長になったら、取締役になったら、社長になったら、どうするか？という目標達成後の先の目標をたくさん作っておくといいです。そうすれば、いつまでも夢実現のために頑張り続けられますから。

人によっては、自分の１代では到底達成できない、実現に３００年位かから夢を持つ人もいます。そういう人は一生夢を見ながら、楽しみながら努力を続けられます。

必ず達成できる目標があれば、そこに行くための努力は、苦労ではなくなります。むしろ、毎日夢の実現に向かって近づいている、と思えれば、毎日が楽しくなります。

大きな夢をたくさん持ち、夢実現、目標達成の過程を最大限に楽しみましょう。