添野義二氏の極真鎮魂歌ー大山倍達外伝ー極真空手地上最強の真相

添野義二氏の極真鎮魂歌ー大山倍達外伝ー
という本を読みました。

添野義二氏は、極真の虎と言われ、第1回極真空手オープントーナメントで準優勝した猛者です(優勝は山崎照朝)。

個人的には、練馬の少年鑑別所に入れられたりしていて、不良の印象があって、個人的にはあまり好きなキャラではありませんでした。それよりも、山崎照朝の方が熱狂的なファン(大石代悟)がいたり、回し蹴りの華麗さなどから好きでした。

好き嫌いはともかく、この本を読むと、マンガでは神様のように描かれていた極真空手の故大山倍達氏が、実は特攻隊にも行っておらず、力道山が勝てなかったタム・ライスに勝ったというのも、力道山もタム・ライスに勝っていたとか、第1回世界大会では、外国人に負けたら腹を切る、と言った手前、外国選手には下段蹴りを教えず、日本選手が上位を独占した、第2回世界大会ではウイリーとチャックチズムに八百長をやらせたとか、プロレスの大木金太郎の挑戦に怯えていたとか、もう呆れ果てるような話のオンパレードでした。

極真会は後ろを見せない、地上最強の空手、というのは、虚構の世界だった可能性もあります。実際、K-1では、極真会の世界チャンピオンのフランシスコ・フィリオが、ジェローム・レ・バンナに無様にノックアウトされてましたし、アンディ・フグもK-1ではピーター・アーツに負けていました。

地上最強の空手、として一時代を築いた極真空手が必ずしも最強ではなかったのかも知れません。

さらに、この本によると、大山倍達氏は、単なるカネの亡者のような人で、すぐにいうことがコロコロ変わり朝令暮改が当たり前だったようです。そのため、多くの人が大山倍達氏の元を離れていきました。

芦原英幸、大山茂、中村忠、梶原一騎、真木日佐夫などなど。

さらには、大山倍達は、朝鮮人で、高弟の大山茂氏も朝鮮人、大山茂氏の父親は、統一協会の大幹部で、現極真会の松井章圭館長も朝鮮人だそうです。

大山倍達氏は、しゃぶれるものは骨までしゃぶれ、という教えていて、少しでも利用できるものはとことん利用するポリシーだったそうです。

韓国人全部がそういう発想であれば、慰安婦問題も少し理解できます。少しでも利用できるものがあれば、しゃぶれるだけしゃぶる、過去の約束なんて反故にして当たり前、というのが朝鮮人の文化なのかも知れません。

日本人のように和を重んじ、言ったことは守る、というのが、どうも大山倍達氏にはなかったような印象です。

大山倍達氏が朝鮮人だったと聞いて、今の韓国の日本に対する態度が少し理解できました。

とはいえ、そういう文化であれば、日本人は距離を置かざるを得なくなるでしょう。今の日韓関係と、大山倍達氏とその弟子達との関係を見ていて重なる部分がかなりありました。

ころころいうことが変わる、カネの亡者。もし朝鮮人全体がそうであるなら、日本は韓国と断交しても止むを得ないかも知れません。