掃除をするといいことがある理由

私は田舎の小金持ちの家の出身なので、物を捨てられない性格です。田舎の金持ちは物を捨てないで取っておく傾向がある、と大学の助教授に言われたことがあります。逆に言えば、都会の金持ちは物を捨てる、ということなのかも知れません。

先日電車に乗っていたら、娘さんとお母さんの会話で、娘さんが、もっと部屋をきれいにしたい。それにはもっと捨てなくちゃ、と言ってました。つまり、部屋をきれいにするにはものを捨てるのが効果的、ということでしょう。おそらく小学校高学年位なので単純に部屋をきれいにするには捨てればいい、ということしか思いつかなかったのかも知れませんが。

単に捨てる以外にもヤフオク等で不用品を出品して販売するのもよいでしょう。

昔は物を大切にしなさい、ごはんつぶも1粒も残さず食べなさい、などと言われていました。私の母はもう80歳を超えていますが、ペットボトルや発泡スチロールのトレーなどを極力保管しようとします。物資が乏しかった時期を経験しているのでお金もほとんど使わないし、使い捨て容器も洗って使おうとします。

もったいない、という発想は重要ですが、今は発泡スチロールの容器も再利用できるので、資源ゴミで出すか、生協等のリサイクルに出せばいいと思います。

田舎の大きな家には蔵があったりして、いろんなお宝を保管する習慣があったのでしょう。昔のように物が少ない時代はそれでよかったのだと思います。

しかし、都会の家、特にマンションとかだと、60~80平米とか、限られた面積しかありませんから、何かを買うとすれば、何かを捨てないと置き場所がなかったりします。なので、どんどん物を捨てるしかありません。

これは大学の研究室でも同じで、卒業した学年のサンプル(実験試料)もいつまでも保管していたら、冷蔵庫や冷凍庫がいくつあっても足りません。ですから、素性のわからないサンプルなどは処分していました。また、冷蔵庫そのものもときどき捨てていました。時には数千万円で買った装置なども捨てたりしていました。

私も最近少しづつ物を捨てる方向に行っているのですが、それをやることで、過去のマイナスの思い出が貼り付いている物が消え、それによって、心がすっきりして、エネルギーが強くなるような気がしています。

また、他人への恨みや怒りが少なくなったり、自分をより大切に思うようになったりもします。自分をより愛せるようになる気がします。

女性でも断捨離するといいことがある、と言われますが、男性の私の場合も、物を捨てることで何かいい方向に向かっているような気がしています。

それだけではなく、以前無くして見つからずに困ったものが見つかってその情報が使えたりもしますから、掃除をすることで、実際にお金につながることもあります。

掃除をするといいことがある、でも、いいことがあるからと思って掃除をしたらいいことは起きない、という説もあります。

掃除をすることは人間として当然のことなのでしょう。そしてそのためには物を捨てることが必要です。そういう意味では、ものすごく大切なもの、どうでもいいもの、を分類し、本当に大切で大事にしているもののみを残し、どうでもいいものはどんどん捨てていくのがよいのでしょう。

夢を実現するためにも、掃除はお勧めです。毎日数分でもいいので、掃除をすることをお勧めします。特にトイレ掃除をお勧めします。上級者になると素手でトイレ掃除をするそうですが、最初は器具を使って掃除をすれば十分だと思います。

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