猛勉強すると目が悪くなる?体を壊す?風邪を引く?

猛勉強すると目が悪くなるのではないか?と考える人もいると思います。

確かに秀才は眼鏡をかけている場合も多いです。

でも、私の東大の同級生で眼鏡をかけている割合はそんなに多くなかったです。

灘高から全国2位で東大医学部、つまり理科3類に入った人も知っていますが、眼鏡はかけていませんでした。

むしろ、理科3類はメガネをかけている率が他の類よりも少ないのでは?という印象があります。まぁ、理科3類は天才が多いので、そんなにガリ勉しなくても合格できるのかも知れません。

1日19時間半勉強したことで有名な山口真由弁護士もメガネはかけていません(コンタクトかも知れませんが)。

司法試験と同じくらい難しい、と言われていた弁理士試験の受験生も猛勉強していますが、メガネをかけている人はそんなに多い印象はないです。

私自身、メガネはかけずにずっとやってきています。

つまり、猛勉強すると目が悪くなる、ということは結論としては人による、ということになります。

人によっては猛勉強しても目が悪くならない、人によっては勉強しなくても目が悪い子もいる、ということでしょう。

ですから、猛勉強して何か悪いことが起こるはず、というような心配は無用です。そういう言い訳を考えたり、勉強できない体になりたい、などと思っていると本当に体を壊してしまいます。

むしろ、勉強しすぎたら何か悪いことが起こるはず、と思って勉強する方がよほど体にも精神的にも悪いです。

勉強しすぎても何も悪いことは起きない、むしろいいことばかり起こる、だから楽しみながら猛勉強しよう、という態度で猛勉強するのがよいと思います。そうすれば勉強しすぎて体を壊す、ということはあり得ないでしょう。

子供が勉強しすぎて体を壊さないか心配、などという親もいますが、そういう子供で体を壊したという話は聞いたことがありません。親が何も言わなくても自発的に猛勉強する子供は勉強が基本的に苦にならないので体を壊すことはないと思われます。

体を壊すとしたら本当はやりたくなくてたまらないけど、無理矢理勉強させられているケースでしょう。

スポーツなどでは猛練習して故障するケースもあります。例えば、マラソン選手は疲労骨折するケースもあるようです(野口みずき選手はそれで2度目のオリンピックを直前に辞退しました。あれがなければ、2連覇していたかも知れません)。

金メダルを取った高橋尚子選手は練習が好きで有森裕子選手の倍位走るので、練習しすぎないように小出監督が注意していたそうです。

あるいは、他のスポーツでも膝や肘、肩を痛める選手もよくいます。野球では肩、ボクシングでは拳の骨折、バレーボールなら突き指などよく聞きます。

しかし、猛勉強をしても、せいぜい、指にペンタコができる位でしょう。猛勉強し過ぎて脳に障害が出た、頭がおかしくなった、という話は聞いたことがありません。

研究者でも1週間徹夜が普通、という人も知っていますが、いつも元気で楽しそうでした。それを何十年も続けていますが病気にもならず元気に研究を続けています。それはおそらく、研究が好きでたまらないからでしょう。好きなことをやって病気になる、という人はあまり聞いたことがありません。

ただ、中学受験生で血尿がでるまで猛勉強した生徒がいたという話は聞いたことがあるので、あまりに疲労がひどく血尿が出るようなら勉強量を減らすことを考えるべきと思います。その血尿が出るまで勉強した小学生は見事志望校に合格しましたが、その後はぱっとしなかったそうです。

無事これ名馬、といいますが、スポーツでも故障の多い選手もいれば、故障をほとんどしない選手もいます。

勉強でも、何の問題もなく猛勉強できる人もいれば、猛勉強して血尿が出たりして体を壊す人もいるのかも知れません(私の周りにはいませんでしたが)。

一つ言えることは、楽しんで夢中でやっているのであれば、おそらく問題は起きないだろうと個人的には考えています。

猛勉強して体を壊す、というのは、体を壊して勉強しなくてよくなることを望んでいるか、勉強を嫌々やっている場合ではないかと思います。心の底で勉強を嫌い、勉強できない体になりたい、と願いながら無理な猛勉強をすれば体を壊してもおかしくないでしょう。

勉強が嫌いな人は猛勉強をするのは難しいです。そういう人は以下を見ることをお勧めします。勉強が好きになり楽しく勉強できるようになるやり方がわかります。私はこの方法を使って嫌いな勉強を好きになり、クラスビリから2番目から東京大学に合格することができました。あなたもぜひこの勉強法を知り、勉強を好きになり楽しめるようになってください。人生が変わると思います。

楽しく勉強して学力を伸ばし続けるマニュアル