猛勉強して夢を叶える勉強法

引き寄せの法則やジョゼフ・マーフィーの潜在意識の法則を読むと、100点を取ったところをイメージして潜在意識にインプットすれば、夢の中に問題が出てきてその解き方を暗記していけばテストで100点取れた、というような話が書かれています。

つまり、イメージだけすれば何の苦労もなく、すぐに100点が取れる、という事例が書かれています。

しかし、私も高校時代にイメージングすれば夢の中に問題が出て来るはず、と試験前に何度もイメージングや祈りをやりましたが、一度も夢に問題が出て来ることはありませんでした。

しかも、東大入試の前日にも祈ってみましたが、全く夢に問題が出て来ることはありませんでした。

つまり、意識を集中(フォーカス)したり、イメージングしたりすれば夢は実現する、目標を達成できる、と言われますが、難関大学の入試ではこのやり方は私には合いませんでした。

そして、浪人して1年間まじめに勉強することで東大にも合格でき、その後の難関資格試験にも合格できました。

もし、祈りだけで夢に問題が出てきて、東京大学や医学部などの難関大学に合格できたとしても、基礎学力がないので、授業についていけず、結局は夢や目標を実現できないだろうと思われます。そういう意味で、上記のイメージングや祈りで夢の中に問題が出て来る、というのは、それにふさわしい努力をして、実力を身に付けた後ではないかという気がしています。

というのも、1人の事例は、病気で学校に行けない期間があり、成績がひどく落ちるのを避けたくて祈ったら問題が夢に出てきたわけで、その生徒の普通の成績を取るために夢に問題が出てきた、という感じでした。

つまり、自分でやれるところは普通に勉強したうえで、非常時や最後の一押しの部分を潜在意識に頼る、というのはあり得ると思います。人事を尽くして天命を待つ、と言いますから。が、何の努力もせずに潜在意識の力だけで合格しようと考えるのはうまく行かないこともある、ということでしょう。というか、うまく行かないことが大部分ではないかと思います。

これは他のことにも当てはまります。潜在意識に頼ることで病気や怪我が治った、という体験談が載っていたとしても、全ての人がそれをできるとは限りません。

病気を治す場合でも、潜在意識を使って治せる人はいいですが、それが出来ない人はすぐに病院に行きなさい、とジョゼフ・マーフィーが書いていることからも明らかです。

祈りやイメージングだけで東京大学や京都大学に入れる人はいいですが、それができない人は、すぐに予備校や塾に行きなさい、又は家庭教師を雇いなさい、勉強法のノウハウを買いなさい、ということでしょう。

地道な努力やお金を払うことで、自力で解決できることは努力して解決すべき、ということなのかも知れません。

ただ、そうは言っても、努力するのは簡単ではありませんでした。私も現役の頃は1日8~9時間勉強するのが精いっぱいで、それ以上はどうしてもできませんでした。私のセミナーに来た生徒さん達も、合格したいけど、頑張れない、合格したいのに、猛勉強はできない、と言ってました。

そういうことを考えると集中力には限界があるように思います。集中して作業できる時間は、その集中度によっても変わると思われます。もちろん、音楽を聴きながらとかながら勉強で1日15時間勉強することはできるかも知れませんが、実際の効率は集中したときに比べ3分の1程度に落ちていると思われますからそれでは意味がありません。

1日15時間勉強した、と勉強時間を自慢してあまり成績がぱっとしない人もいましたが、そういう人はあまり集中していないか、ながら勉強をしているケースも多いと思います。そういう場合の効率は非常に低いです。

そのような状態でしか1日15時間勉強できない人が、最高の集中力で1日15時間の勉強をしたら、吐き気がしたり、無理に続けていると病気になったりするのではないかと思います。

私も1日9時間程度の勉強でもかなり苦しかったです。机の横に、「努力」「根性」等の標語を貼りつけてときどき見て気合いを入れていましたが、これもそんなに長く効果が続くものではありませんでした。ですから、気合いを入れる言葉に慣れてきてあまり気合いが入らなくなってきたら、別のもっと気合いが入る言葉を選んで貼っていました。その繰り返しでもある程度は頑張れます。

あるいは、机にかじりついて勉強する、という言い方がありますが、これは机にしがみつく、と同じ意味だと思われます。そういう意味で、勉強していると苦しくなるけど、そのときに机にしがみついて勉強するとよいのかも知れません。

しかし、それらはある意味、意思の力で無理して猛勉強しているわけで、猛勉強が苦しいことは変わりません。そして、そういう無理矢理の猛勉強では、ある一定レベルまでは成績が上がりますが、その後は伸び悩むことになります。さらに、大学に入って受験という目標がなくなるとほとんど勉強しなくなってしまうおそれがあります。

これは、進学振分制度がある東京大学では致命的と言っていいでしょう。進振は、第3次入試と言われており、教養の2年の夏までの成績で進学できる学部が決まるからです。

そういう意味で、無理して頑張って受験勉強するのは副作用があります。反動で、大学に入ったら、もう勉強なんかしない、と思うようになるかも知れません。

それに、根本的に嫌な勉強を我慢して無理にやっているのでどうしても負荷が大きくなってしまいます。最低限の目標さえ達成すればよく、できれば勉強はやりたくないわけですから。するとあるところで成績や偏差値の伸びが止まってしまいます。

私も現役時代に高3の秋からほとんど成績が伸びなくなってしまいました。そのために現役時代は東大には合格できませんでした。

しかし、予備校時代に、こうすればいいのではないか?というひらめきがあり、その方法をやることで、勉強することが苦しくなくなり、楽しい状態になり、やればやるほど成績が伸びるという好循環を生み出す勉強方法を確立できました。

つまり、1日15時間とか18時間とか勉強できるカギは勉強が楽しくできるかどうか、にかかっていると思います。そうなる方法を開発しました。

その方法を使ってからは成績(偏差値)はどんどん伸びて行き、東京大学にも楽勝で合格できました。入試が終わった瞬間に合格を確信していました。予備校の秋頃から受験の当日まで毎日成績が伸び続ける受験勉強を楽しむことができました。Z会でもコンスタントに好成績をあげられるようになり、採点講師の方からも褒められて、とても嬉しい思いをしました。

入試の当日もまるで遠足に行く日のように楽しみに待ちわびていました。合格の確信がありましたから。

そういう状態になれば受かるのは時間の問題ですし、受験生時代を思いっきり楽しむことができます。どうせ受験勉強するなら、苦しみながらやるよりも、楽しみながら夢中で勉強してどんどん成績が上がる方がいいのは明らかですね。

この方法はどんな劣等生でも、優等生でも使えます。

例えば、この勉強法を教えた生徒さんは、たった2カ月で全校324人中45番から3番に躍進しました。さらに、スポーツでも県大会で入賞し、理想の彼女とも付き合い、最高の高校生活を送り、名門国立大学に合格しました。

成績が悪すぎて、合格できる高校が1つもない、と言われていた中学生は、この勉強方法をすることでその地域トップの私立高校の特進クラスに合格し、今ではそのクラスでもトップクラスになっています。

あなたもそういうことが可能になります。成績下位の人が上位になると、周りの見る目も変わり、人生が全く変わります。もちろん、入れる大学も全く変わり、友達も優秀な友達が増えてきます。

この、勉強が楽しくなり、どんどん成績が伸び続ける勉強法を知りたい人は以下をご覧下さい。

勉強を楽しみながら成績を伸ばし続け、ビリからでも東大に入れた勉強法