ビジネスで成功するには勝ちパターンを作る

会社に希望を持てず、夢を実現するために起業しても、10年も経てば95%の企業が倒産、廃業し、残るのは5%程度とよく言われます。この数字は必ずしも正確とは言えない、という説もありますが、それは置いておいて、いずれにしても、今のご時世で起業して成功するのは決して簡単ではありません。

ベンチャービジネスもそうですが、企業として成り立つには、まずは売上が立たなければなりません。

会社を中途退職して起業しても、売る物がなければどんどん貯金が減っていくだけです。そうならないように、お金を生み出す資産、例えば不動産や利回りのよい株式等だけで生活できるだけの資産を築いてから起業するのも一つのやり方でしょう。

新しい企業が成功するポイントは、いわゆるドル箱商品を持つこと、と言われています。つまり、お金を生み出す商品を持っていれば、その企業はどんどん伸びて行けると思います。

これはいわば、勝ちパターンとも言えます。

この市場で、この製品で、この売り方でやれば儲かる、というお金を生み出すパターンを持っていれば、それを使って新製品開発投資もできますし、優秀な人材を採用してさらに会社を伸ばすことができるでしょう。

しかし、多くの企業が、これは売れるはず、と自信を持って新製品を発売してもほとんど売れず、製造中止になることも多いです。特にコンビニの棚に並ぶような商品は競争が激しく、売れなければ棚から撤去されますから、そうなると永遠にヒット商品になることはないでしょう。

過去に売れた商品をパクってそのまま製品化しても、時代が変わっていたら売れません。あるいは、時代を先取りする商品を開発して売っても、あまりに先に進み過ぎていたら売れません。よく言われるのは、時代の半歩先か、1歩先位の商品を開発するのがいいようです。

つまり、勝ちパターンを作るには、売れる商品を作る、ということですが、これは大企業でも苦労しているところです。

飲料業界では1000位の新商品が発売されてもそのうち、翌年まで残るのは数件とも言われます。私のいた会社でも年間50種類位の新製品を開発していましたが、そのうちヒット商品になるのは、1~数個でした。この会社は日本でも有数のマーケティング力を持つ会社ですからかなりヒット確率は高かったと思いますが、それでも数十の新製品のうち残るのはわずかでした。

そういう意味では、需要があって、自分が得意な分野で、他社がやっていない切り口(コンセプト)の商品を開発し、販売するのがよいと思います。

そして、最初から大きく狙わず、最初は小さくテスト販売し、購入者の声を集めながら商品を改良し、ブラッシュアップして販売すればよいと思います。

そして改善を繰り返していけば、市場のライフサイクル的にもキャズムを超え、トルネードを起こしてヒット商品にでき、勝ちパターンができるものと思います。

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