宝地図とコーチング、リミティング・ビリーフ

私の宝地図セミナーに来られた人の中に宝地図を作っても全然実現しない、という女性がいました。

その女性に聞いてみると、子供の頃からずっと、お前はダメな子だ、とネガティブな言葉を掛けられ続けていたようです。

こうしたネガティブな信念を持っていたら、自分は何もうまくいかない人間だ、と心の底で信じているわけです。

そしたら、自分はうまく行かない人間だ、という思考が現実化してしまいます。

宝地図に夢の写真を貼っても、根本的に、自分はうまく行かない、という信念があれば、そちらが現実化してしまいます。

こういう人の場合は、自分はダメな子、うまく行くはずがない、という自分を制限している信念(リミティング・ビリーフ)を消すか、書き換える必要があります。

リミティング・ビリーフあるいは、誤った記憶を消去するには、ホ・オポノポノという手法を使うとよいです。ホ・オポノポノでは以下の4つの言葉を自分の誤った記憶に向かって唱えます。

ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています

これにより、誤った記憶が消去されるため、ブレーキとなるリミティング・ビリーフが消え、夢の実現を邪魔するものがなくなります。そうしたら、超意識とつながるので夢が実現しやすくなります。

もう1つのやり方はリミティング・ビリーフをエンパワーリング・ビリーフに置き換える方法です。これは、いわばブレーキをアクセルに変える方法で、非常に効果があります。これについてはいずれ詳しく説明します。

いずれにしても、イメージしたものは現実化するのが基本なので、自分からそれを打ち消さない限り、通常は現実化します。ただ、本心では現実化して欲しくない、という場合もあります。

例えば、親を恨んでいて、親を困らせて復讐するために、難関資格試験を受験し続けていた人がいました。

こういう場合、本来の目的は親を困らせることにあるので、合格して自分が幸せになってしまっては目的は達成できません。このような場合は、いくらイメージングしても夢は実現しません。本当に欲しい、親を困らせる、という目的の方が現実化してしまいます。

ですから、もし、宝地図(ドリーム・マップ、ビジョン・ボード)を作っても現実化しない、という場合は、心の奥底に、それが現実化しないことを望んでいる部分がないかどうか、チェックしてみるのがよいです。

大抵の場合、夢が実現しない場合は、現実化しない方がいい理由があり、本当はそれを本心では望んでいるから夢が実現しないのです。

なので、夢は持っているけど実現しない、という人は自分の心の中にそれとは反対方向の願望がないかどうか、調べてみることをお勧めします。

結婚したいけど、できない、という人は、親の結婚生活に失望していて、本当は結婚するのが怖い、という場合もありえます。

自分でそういうブレーキを見つけ出せる人はいいですが、自分ではわからない、という方もおられます。そういう方はコーチング&コンサルティングを受けるのも一つのやり方です。

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