知識や技術をマスターする場合、それが好きなことで夢中になれることなら、効率から言えば一番いいでしょう。
例えば、子供が昆虫に夢中になって昆虫のことを調べたり、スポーツ選手に憧れて福原愛や石川佳純、平野美宇みたいに小さい頃から卓球の虫になったり、イチローのように空港バッティングセンターで毎日6時間もバッティングの練習をしたり。
勉強でも、物理学でノーベル賞を取ったリチャード・ファインマンは、そのときどきで好きなこと、興味を持ったことを徹底してやっていたそうです。徹底すると飽きてくるので、また次の興味のあることを徹底的に追求することを繰り返していったことの結果としてノーベル賞にもつながったようです。
確かに、嫌いなことをいやいややる気のない状態でやるのと、好きなことを夢中でやるのとでは効率が全然違うでしょう。
ファインマンは妹さんが中国語に興味をもって勉強を始めたのを見て、自分も興味を持って中国語を始め、妹さんよりうまくなって、妹さんのやる気をくじいたりもしていたようですが(笑
そうい意味ではファインマン氏はどんなことも好きになってとことん楽しめる才能があったといえるかも知れません。
ともかく、今現在一番興味をもっていること、好きなこと、楽しいことに没頭して我を忘れるくらいにやれれば、そのことで専門家のレベルになれるでしょう。そしてそれを10年位続けられれば、その世界で成功者になれると思います。
つまり、自分の最高のパフォーマンスを出せるのは、好きなことや興味のあることをやっているときでしょうから、最高のパフォーマンスを出せる状態をいつも続けられれば、一番パフォーマンスのいい状態、フローとかゾーンの状態に入れます。その状態で仕事や勉強を続けられれば仕事でも勉強(研究)でも成功するでしょうし、趣味などでもトップクラスに行けると思います。
そういう意味で好きなことを徹底的にやる、というのは効率的に非常にいいと思います。嫌いなことに歯を食いしばってやって成功する人もいるので、それも悪くはないですが、やはり、好きなことを楽しんでやっている人にはかなわないような気がします。
とはいえ、学校に行っている間は、好きな科目だけを勉強する、というわけにはいかないし、会社員にしても、自営業にしても自分の好きな仕事だけをしていてはいずれ失業したり、廃業することになるおそれもありえます。もっとも自営業は自分の好きなお客様だけと仕事をして成り立つ場合もありますが・・・
いずれにしても、可能であれば、自分の好きなことをやって、最高のパフォーマンスを出し続けたいものです。
しかし、多くの人は、毎日嫌いな仕事に追われ、最高のパフォーマンスを出せていません。満員電車に揺られて毎朝通勤し、会社ではアホな上司の無理な指示にしたがって好きでもない仕事をやらされています。サービス残業も日常です。そんな社会だから電通等の過労死事件も起きるのでしょう。
そういう状態の場合、どうすれば、最高のパフォーマンスを出せるのでしょう?好きでもない仕事を最高のパフォーマンスでやるにはどうすればいいのでしょう?
それには、まずは自分の世界観を知り、自分が本当に何を求めているのかを知る必要があります。
一見、何かをやりたい、何かを好き、と思っていても、実際には、本当に好きなものではないかも知れません。例えば、TVドラマ、映画、小説や漫画を見てその主人公に憧れてその生き方が好き、と思っていることもあります。そういう場合は、また別のTVドラマ、映画、小説や漫画を見れば別の生き方に憧れる可能性もあり得ます。
その好き、ということの本質的なコアな部分がわかれば、自分が本当にやりたいことが見えてきます。そしたら、あとはその方向にアクセルを踏むことで、ブレーキのないダンプカーのように、成功に向かってまっしぐらに爆走して行けます。好きなことだけをやっているようなゾーン、フローの状態で毎日楽しく全力を出し切れ、仕事もうまく行くようになります。
私のコーチングでは、そのようなことを可能にします。毎日最高のパフォーマンスでどんどん夢や目標を実現して行きたい方は、以下からお気軽のお問い合わせ下さい。お子様や社会人の受験コーチング、会社員や経営者様のビジネス・コーチング、マーケティング・コーチングも行っております。