ビジョン・ボード(ドリーム・マップ、宝地図ともいう)という、写真のコラージュを作って、それを見ているだけで夢が叶う、という方法があります。
これの元祖は、1929年頃のアメリカの雑誌ノーチラスにtreasure map(宝の地図)として掲載されています。
つまり、宝地図は、80年以上前から使われていました。
宝地図のいいところは、イメージングが苦手な人でも簡単にイメージをインプットできることです。
普通の人は何もないところからイメージして詳細にありありと思い浮かべるのはかなり難しいです。
しかし、宝地図であれば、写真を見つけてきて貼るだけですからとても簡単に作れ、しかも、見るだけでイメージが心に焼き付くので潜在意識に入りやすいです。
なので、宝地図に貼った夢はかなり高い確率で実現します。
しかしながら、私の宝地図セミナーに来られた人の中に、宝地図をやってもほとんど夢が叶わない、という人がいました。
その人の場合は、親からいつも否定的な言葉を投げかけられ、人生はそんなにうまく行かないものだ、という世界観を持っていました。
つまり、世の中はうまく行かない、という信念を持っていたので、宝地図を作っても、そんなにうまく行くはずがない、という信念通りの現実を作りだしていた、というわけです。
これと同様に心の病、鬱病等の方は宝地図を作ることはあまりお勧めしません。
宝地図は明るい、ワクワクする世界ですが、うつの方の場合は、マイナスの世界にいるので、ワクワクしようとすると逆にさらにうつが悪くなるケースもあり得ます。
そういう場合は宝地図を作るのは止めておくべきです。
宝地図を作ってみてワクワクを感じられるのであればうつの人でも作ってもいいと思います。
しかし、逆に落ち込むようであれば宝地図を作るべきではないということです。
また、明るい人生を歩いている人が宝地図を作ったとして、それが自分にしっくり来ないなら別の写真に貼りかえる、ということも重要です。
これは要らないな、と思っているのに貼り続けていると、実現しないですし、気分的にもあまりよくありません。
本当に欲しいと思えるものだけを宝地図に貼って、実現したら、実現した夢ばかりを集めた夢実現宝地図のようなものを作成してまとめておくのもよいです。
そうすれば、その実現済みの宝地図を見るたびに、自分は夢をこんなに実現してきた。私は夢を実現できる人だ、という信念が湧いてきます。
そしたらますます夢が実現していき、夢実現のスパイラルに入りどんどん大きな夢が叶うようになっていくでしょう。
そのような使い方をして欲しいと思っています。