超一流になるのは才能か努力か?アンダース・エリクソン

勉強、スポーツ、仕事、芸術・・・
何でも一流、超一流の人もいれば、勉強ができない子、運動神経オンチ、音楽のオンチなどできない人もいます。

その差は何によるのでしょうか?生まれつきの才能でしょうか?

ある勉強ができない学生は、勉強は持って生まれた才能に決まっているだろ。才能のないヤツはどんなに頑張ってもある程度までしか行けないんだよ、と力説していました。

でも、その子が1日15時間勉強しているとは到底思えませんでした。というよりも、最初から勉強を諦めて遊びまわっているような感じさえ受けました。

例えば、オリンピックでメダルを取るのは才能でしょうか?

才能があれば、それほど苦労しなくても入賞できるのでしょうか?

決してそんなことはありません。優勝するような選手は泣きながら、血のにじむような努力をしています。命の危険さえあるような猛練習をしていたりします。

バルセロナオリンピックで銀メダルを取った女子マラソンの有森裕子選手は本当に才能がなかったそうです。高校で陸上部に何度も断られてやっとのことで入ったそうです。

リクルートでも全く期待されてなくて、明るいから採用したそうです。

そして実際、練習で走ると高校生にも抜かれる程度のレベルでした。

そんな有森選手が小出監督に、オリンピックで白いテープを切れたら死んでもいい、といったら、小出監督も驚いたそうです。白いテープを切るということは金メダルを取る、ということだからです。

小出監督は有森選手に尋ねました。本気か?有森選手は目を見て、本気です、と答えたそうです。

そこで小出監督は有森に過酷な練習メニューを作りました。

オリンピックで勝つにはこれだけの練習が必要だ。でも、このメニュー通りに練習をしたら死ぬかも知れない。それでもいいか?と小出監督が尋ねたのに対し、有森は明確にはい、と言ったそうです。

つまり、才能のない選手であっても、死ぬ気で死ぬほど苦しい練習を継続できれば、オリンピックで銀メダルが取れるということです。

才能がないからできない、といっている学生には、有森裕子の爪のあかでも煎じて飲ませたい位です。

大卒のくせに高校生にも負ける位の才能しかなかった有森裕子がオリンピックで銀メダルを取れた。その陰には死ぬかも知れないほどの過酷な練習があった。その事実は、明らかに一流になるには努力が重要、ということを物語っています。

才能がないからできない、と言っている人は、本当に死ぬ気で死ぬほど努力しているか、自問して欲しいと思います。

本当に死ぬ気で努力すればできないことなんてない、と思います。もちろん、人間ができることで、同じ年代の人が実現できることですが。

ただ、猛烈に努力することができる人もいれば、やろうとは思うけど、どうしてもできない、という人もいます。それは、ある方法を知っているか知らないか、の違いです。その方法を知れば、どんなに苦しい努力も楽しくなって、夢中でやってしまいます。いや、やらざるを得なくなります。

その方法を知りたい方は以下をご覧下さい。

楽しく努力して成功する方法

上の話には、もう一つの成功の秘訣が隠されています。それについて知りたい人はこちらをお読み下さい。