シンクロニシティ（共時性）というのは、意味のある偶然、とも言われ、例えば、何かの情報を探していると、本屋さんや図書館等で、それに関する本が見つかったり、そのことに詳しい人に出会ったり、ＴＶでたまたま特集が目に入ったりするようなことです。
あるいは、ふとある人のことを思い出したら、電話がかかって来たり、街で偶然出会うようなこともあります。
そういえばあの人はどうしているかな？と思ったら、電車に乗ったら隣にいたり、ということもあります。
こうしたことが恋愛でも自由自在にできたら嬉しいでしょうね。
○○さんに会いたい、というのは恋愛中ならいつでもずっと会っていたい、という人も多いでしょう。だから、いつもその人のことを考え、会いたいな、と思っていたら、電車で偶然会ったり、町で偶然出会ったりすることもあり得ます。
これは正に引き寄せの法則で、人の引き寄せはお金の引き寄せに比べて比較的起きやすいと思います。私の印象ですが。
意識をフォーカスすれば拡大する、などと言われますが、誰かを好きになり、そこに意識を集中していればさまざまな引き寄せが起きるでしょう。
ただし、相手に彼女や彼氏がいた場合には、２人がいるところに出くわすかも知れません。あるいは彼氏や彼女が他の異性とつき合っている夢を見ることもあります。私も何度か現実にそういう夢を見たことがあります。
とはいえ、恋愛は変わりやすいものです。熱烈に燃え上がった感情もちょっとしたことで醒めてしまったり、他に好きな人ができたりすることはよくあります。ですから、そうした状況に出くわしたり、夢を見たとしてもすぐに諦める必要はありません。
ラブラブであっても、婚約していても、結婚式の当日まで何が起こるかはわかりません。いや、結婚した後で離婚して、その後あなたとつき合い始める、という可能性すらあり得ます。
実際にあったことですが、本当に好きな人とは結婚できず、それ以外の人と結婚したけど、奥さんが心臓麻痺で亡くなってまた、本当に好きな人にアプローチした、という人もいました。実際にはその人は人妻だったのですが、その人妻も一時は離婚して再婚しようと本気で考えていたそうです。
もっといえば、結婚していても、何等かの理由で離婚していつか再婚できるチャンスはないとは言えないわけです。
だとすれば、どんな状況であっても諦める必要はありません。ストーカーにならない程度に見守りながらチャンスを待つ、というやり方もあるでしょう。
もちろん、その間に自分を磨き、誰からも魅力的な人間にし、誰からも好かれる人間になっておけば、その人と仮にうまくいかなくても、それ以外のもっと運命の人と出会い、うまく行くこともあり得るでしょう。
また、高根の花で全く相手にしてもらえないような相手でも、ふと気弱になるときがあり、そういうときにアプローチすればうまく行くこともあります。
とはいえ、特定の１人の女性や男性にこだわるのは必ずしもよくありません。
本当に自分に合った人であれば、特定の人でなくても十分幸せになれます。私も高校時代に好きになった人と似たような顔と雰囲気を持った女性と３人出会いました。つまり、若い時期に唯一の人と思っていた人と非常に似た人に他に３回も出会えたのです。
そういう意味では、例えば、ある時期、本当に好きな人とはうまく行かなかったけど、その後、他の似たような感じの人と付き合ってうまくいくこともありえます。そして、場合によっては、その相手の方が自分により合っていたり、より、美人、美男子、お金持ち、いい家柄だったりすることもあり得ます。
そして、その方がかえってうまく行く場合もありえます。過去の辛い思い出がある分、より、相手を大切にできるかも知れません。また、若い時期に最初の人一筋で、一生その人とつき合えればいいですが、若い時期に大恋愛して結婚したけど、数年で離婚するカップルもいます。
そういう意味では、大恋愛ではなく、あまり長く付き合ってない見合い結婚の方が新たな発見があっておもしろい、とも言われます。噛めば噛むほど味が出るスルメのような恋愛の方が長続きする場合もあり得るでしょう。
だから、人生万事塞翁が馬で、失恋して死ぬほど辛い思いをしたとしても、その後、もっと素敵な人と出会い、よりよい結婚を引き寄せることもあり得ます。
一番よくないのは、失恋して、自分は人に愛されない人間だ、というレッテルを自分自身に貼ることです。すると、その後チャンスがあっても、自分は恋愛でうまく行かない人間だ、と信じているので、うまく行きません。
ですから、一度くらい失敗しても、その後何度も挽回のチャンスはあると信じて、自分を磨きながら、理想の異性と出会い、幸せな結婚をしているところをイメージしていれば、次回はさらに素晴らしい人を引き寄せることでしょう。
そういうことも含めて、全て自分の思考が引き寄せているという意味では、起こること全てをシンクロシティと呼んでもいいかも知れません。
