夢を実現するために頑張っていても、大きな失敗をすることがあります。
例えば、約束の時間に寝過ごすとか、仕事で詐欺にひっかかってしまう、練習しすぎて故障してしまう、とかです。
しかし、起きてしまったことは過去に巻き戻してやり直すことはできません。
重要なのは、その失敗からどう立ち直るか、でしょう。
失敗したら、いかに見事に立ち直るか?によってはそれまでよりも信頼されるようになる場合があります。その失敗から教訓を得て、それまでの何倍もいい仕事をするようになれば、その失敗が、飛躍のきっかけになることもあります。
ナポレオン・ヒルは、失敗には、必ずそれ以上の成功につながる種子が眠っていると言っています。
エジソンも、電球のフィラメントを7000種類も試したことについて、それらは失敗ではなく、うまく行かない方法を7000とおり見つけたのだ、と言っています。
多くの億万長者は、破産を経験しています。
ジェームズ・スキナーも大金持ちになりたければ、2000万円位借金すればいい、と言っています。
インターネット・ビジネスで大成功した石田健さんも、元は年商80億円位の会社のぼんぼんとして生まれたのに、その後、会社を取られ、貧しい時代があったそうです。
池松耕次さんも、香港で詐欺にあって3億円の借金をかかえてから復活しました。彼はナポレオン・ヒルの本に書いてあるとおりにやってうまく行くかどうか試そうとしたのですが、見事に成功法則が機能することを証明しました。あるアイデアを思い付き、一気に借金を返すことができました。
億万長者になった人達の多くは、そうした失敗を乗り越えて億万長者になっています。
ですから、失敗しても逆転して大成功に変えることができます。明確な目標さえあれば。
日本も戦争で焼け野原になってから、世界最大の経済大国に復活しました。
ドナルド・トランプ現大統領も700億円の借金を背負ってから復活しました。
どんなにどん底に見えても、そこには必ずそれ以上の成功の種子が含まれています。それを見つけ出せれば失敗は成功の種になります。
ジャンプするためには、一度かがむ必要があります。失敗や逆境はそのかがんで力を貯めるのに最適です。
それがコンフォートゾーンを下に突き抜ければ、元に戻ろうとする力が生まれます。それが必死の力となったとき、V字回復できるのだと思います。そういう意味では、ものすごい失敗、大病、投獄が成功する経営者の条件、とも言われています。
そう考えれば、失敗したら、大成功のチャンスです。失敗した分より大きな飛躍をして、見事な立ち直りで、周りの皆を感嘆させ、自分をさらに飛躍的に成長させていきましょう。失敗が人を成長させてくれます。
宝地図やビジョン・ボードもその役に立つと思います。