中国の大富豪郭文貴氏とトランプ大統領の元戦略アドバイザーのスティーブ・バノン氏が、６月４日米国で、新中国連邦宣言を発表しました。全世界の中国人１億人がその番組を見たそうです。

こうした、国外で、新たな国の建国宣言をする意味はどこにあるのでしょう？それなりの戦略的意図があるはずです。

国内で政党を作ってこうした政策を自由に発表できる国であればいいですが、中国の政府、つまり中国共産党は、殺人集団といってもいいくらい虐殺の歴史を持っています。もし、中国国内でこのような宣言をしたら、すぐに公安警察に連行されてしまうでしょう。下手したら命の危険すらあります。

そういう意味では、中国本土ではなく、海外で宣言するしかなかったし、その方が世界中の中国人や外国人に伝わるので、より効果が高いと判断したのでしょう。

宣言の中では、中国をギャングと言っています。実際、中国共産党は、マフィアみたいなもの、と書いた本もあります。世界最大のマフィアと言っても過言ではないでしょう。

法輪功の学習者やチベット人を生きたまま臓器を摘出し、臓器移植をしているという証拠もあります。これはまぎれもない殺人で、国家唯一の政党が国民を大量虐殺するのげ中国共産党です。自由主義社会から見たらありえません。

政府は国民を守るためにあるのが自由主義社会ですから。革命が起こらないのが不思議ですが、もう中国も限界ですから、そろそろ中国共産党が崩壊してもおかしくありません。

そうなれば、臓器を違法に収奪される人もいなくなり、チベット人の虐殺も止まるでしょう。早くそうなって欲しいものです。

今は中国は経済的に豊かになり、給与も高くなったと言われています。習近平は、月給が平均３００００元になったといっていました。日本円に換算すると、約４５万円くらいです。これなら日本のサラリーマンよりも上かも知れません。日本のサラリーマンの平均年収は４００万円台ですから。

一方、李克強首相は、都市部ではそのくらいの月収の人もいるが、未だ６億人は月収１０００元（１万５千円）程度が平均ということも発表しました。さらに、最近ではコロナの影響で仕事もなく２億人が失業していると言われています。おそらく李克強の言う方が正しいと思います。

その後、北京師範大学の調べでは、月収１０００元以下の人は９億６千４百万人いるそうです。月収１万５千円。日本に来れば、きつい労働をすれば１日で１万５千円以上稼げる仕事もあります。１日２万円の仕事もあります。

中国は豊かになったはずなのに、日本にたくさんの中国人のアルバイトがいるのを見て不思議に思っていました。しかし、豊かなのは、極く一部の人達だけで、約１０億人は月収１万５千円にも満たないようです。だから日本の吉野家やコンビニで中国人が働いているのでしょう。

中国で働くと、１ヶ月働いて１０００元、つまり１万５千円もらえるところが、日本では１日か２日で１万５千円稼げます。月２０日働けば、２０万円程度は稼げます。これは、月収１０００元の中国人の年収に該当します。つまり、日本で１ヶ月働いたら、中国では１年間暮らせるだけのお金を稼げるわけです。そういう意味ではまだまだ中国は貧しい人がたくさんいる、ということでしょう。というよりも中国国民の３分の２は、月収１０００元、つまり月収１万５千円、年収２０万円程度の収入しかない、ということです。

習近平はこの実態を暴露した李克強にすごく怒って、李克強の発表を全部削除させたそうです。しかし、中国国民は李克強が正しいとわかっています。中国共産党のトップはこうしたウソを平気でいいますね。もともと中国は、孫氏の兵は奇道なり、というすべては騙し、ウソ、が戦略で、ウソに騙される方が悪い、という文化ですから、トップも平気でウソをつくのかも知れません。

習近平は奥さんや娘からも嫌われているようです。娘さんの習明沢はアメリカのハーバード大学に留学していて、香港の友人も沢山いるようで、状況を把握しています。娘さんが父親の習近平に香港のことを言っても聞く耳を持たないようです。

昔の時代であれば、戦争になって殺されなければこういう人間は変わらないのかも知れません。ただ自己の権力拡張しか頭にないようです。

今は戦争ではなく、民主的な静かな革命によって政権が交代して欲しいものです。中国が新中国連邦に早く移行することを祈っています。