よく運命の出会い、とか言われることがあります。たまたま旅行先で出会った人と結婚したりすることもあります。会ってすぐに運命の人、と気づくこともあるようです。
こうしたシンクロニシティ(意味のある偶然)で好きな人と出会うにはどうすればよいのでしょうか?
本当の運命であれば、何もしなくても、自然に出会うでしょう。生まれる前から出会う人を決めて生まれてくる、という説もあります。こういう体験をしたいから、こういう両親の元に生まれる、という風にこの世界で学ぶべき課題と環境を決めて生まれてくるそうです。
もし、そうであれば、普通にやっていれば、自然に結婚すべき人と出会い、結婚できるのではないでしょうか?
そして、結婚しない人生を生きると決めて生まれて来た人は一生独身で過ごすのかも知れません。
ただ、中国の有名な話で猿了凡という話があります。これは、自分の運命は全て決まっている、と信じて、占い師の言われたとおりの人生を生きていた人が禅の老師に諭されて、善行を積むことで、運命を変え、運命よりも長生きし、子供もできないと言われていたのにできた、という話です。
つまり、結婚できない運命の人であっても、善い行いをすることで、運命を変えられる、という話です。ですから、私は結婚できないのではないか?それが運命ではないか?と思っても、善い行いをするようにしていれば、運命が変わり、いいご縁に恵まれて結婚できる可能性もある、ということでしょう。
善いこと、とは、例えば、朝道の掃除をするとかが考えられます。
家の中でじっとしていても、なかなか出会いはないと思います。いろんな場所に出かけて行って他人の役に立つように心がけて実行することで、人と出会う機会が増え、その中に好きなタイプの人がいることもありえます。何年も生きていると、昔好きだった人に似た顔や雰囲気の人と割とよく会うと思います。そういう人と仲良くなってみるのも一つのやり方でしょう。
とはいえ、出かける場所によっては好きな人とは出会いにくい場合もあります。例えば、同性と老人ばかりの集まりとかです。また、好きな人に出会いたい、と思って出かけて行っても期待外れのこともあるでしょう。
では、好きな人と出会うシンクロニシティを起こすには何が必要でしょうか?
私が思うには、
自分の好き嫌いを明確にして、理想のタイプをきちんと作っておくこと。でなければ、理想の人と出会っても、理想のタイプと認識できないおそれがあります。
これだけは嫌、という最低ラインを設定しておくのもよいと思います。最低ラインが低ければより簡単に相手を見つけることができます。
次は、その理想のタイプの異性に好かれる、好かれる資格がある、という自信を持っていることです。これがないと、せっかくいい出会いがあっても、自分には過ぎた人、と思って、自分から身を引いたりしてしまいます。
さらに言えば、モテている人をうらやましがったり、妬んだりしないで、素直に祝福することです。他人の幸せを妬んだり、恨んだりしていたら、おそらく恋愛の入り口にも立てないでしょう。まず、他人を恨んだり、妬んだりする気持ちを無くすることです。
この3つが最低必要ではないかと思います。
理想のタイプというのは人間性の意味で、財産とか、学歴、家柄等ではありません。
資産で選ぶならそれはある意味非常に簡単でしょう。お金持ちの上から順番にアプローチしていけばいいだけですから。
しかし、人間は、この世界に何かを学ぶためにやってきています。だとすれば最も学びの多い人と出会うようになっていると思います。
また、なかなか結婚できない人もいるでしょう。それはそれで、その理由に気づくためにそういう状況が続いているのかも知れません。
いずれにしても、理想の異性とシンクロニシティで出会いたい、という場合は、ご先祖様や神様にそうお祈りするのが早いと思います。そうした願いは神様も高い頻度で叶えてくれるように思います。すぐ身近にとてもいい人(異性)がいることに気づくかも知れません。