大人東大生の不思議 たけしのTVタックル

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北野たけしのTVタックルという番組で、大人東大生というのが取り上げられていました。

1人は10浪して東大法学部に入学した長谷川智志氏で、現在32歳で卒業予定です。就職試験はインターンも含め全滅で、松下政経塾も落ちたようです。で、司法試験の予備試験を目指して勉強しているようですが、短答試験にさえ3連敗で果たして東大を卒業後、自宅に帰って勉強して予備試験や司法試験に合格できるか、かなり疑問があります。これでは何のために東大に入ったのかわかりません。

もう1人は、兵庫県の塾の先生で息子さんと一緒に東大を受験した母親の安政真弓さんです。息子さんは東大の理系を受けましたが3点差で落ちて早稲田大学に入ったそうです。安政真由美さんは文科3類受験ですから、お母さんが息子さんを落とす原因にはなっていません。

お母さんも昔東大に2回落ちて早稲田大学に進学したそうです。今回はそのリベンジということで50歳で東大に合格したそうです。彼女は本も出版されています。「普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した夢をかなえる勉強法」という本です。本業の塾の宣伝にはこれ以上ない位の宣伝になったと思います。

昔果たせなかった夢を高齢になってから果たす、というのも、コンプレックスを消すにはいいかも知れません。子供の頃憧れだっけどふられた異性と大人になってから恋愛しなおすような満足感が得られるかも知れません。

ただ、こうした過去のトラウマを消すためとか、学歴コンプレックス解消のために、東京大学に入るのは、一部の教授は苦々しく思っているという話もあります。そういう目的のために、若くて有望な学生が1人不合格になるわけですから。

実際、東大教授としては、若くて有望で、日本をしょって立つような、やる気とエネルギーにあふれた学生に入って来てほしいのに、10浪や50過ぎのおばさん(失礼)が東大に入って何かいい影響を与えられるでしょうか?人生経験はあるので、やり方次第では好影響もあるかも知れませんが、そういう人は大学院から入るべきではないかと思います。

なぜなら、東大にリベンジするだけなら、教養の授業などあまり関係ないと思うからです。ある程度の年齢になっていれば、専門性のある分野を研究すれば、知識経験を活かせ、それなりに学問に貢献できますが、学部で授業を聞くだけでは何も生み出しません。それなら聴講生でも十分でしょう(東大に聴講生という制度があるかは不明ですが、ニセ学生はたくさんいます)。

それに、博士課程などではある程度高齢の方も会社等から派遣されて来ていますからそんなに年齢は気にならないでしょう。

そういえば、山口真由弁護士も、ハーバード大学のLLMを卒業後、30才過ぎて東大の博士課程に入り直したようです。おそらく、大学の教員を目指しているのでしょう。彼女ほど優秀で、美貌の持ち主であれば、私立大学ならいくらでも教授の口はあると思います。

また、10浪して東大に入るのは医学部はともかく、法学部は止めておいた方がよいと思います。それなら最初から司法試験を受験し、結果として10浪した方がずっとましです。おそらく本気でやれば10浪以内で司法試験本試験に合格できるでしょう。

実際、上の長谷川智志氏は就職活動もしたようですが、インターンでさえ全滅でした。

いくら東大法学部卒でも10浪では、大企業は採用しようがありません。同期は皆、係長か、課長補佐、早い人は課長になっている場合もありますから、その部下での採用になり、将来管理職になれる可能性も皆無だからです。

32歳新卒で入れてくれる会社はよほど特殊な能力に目を付けた場合でしょう。彼の場合であれば、ネットで炎上させる能力はあるので、炎上マーケティング要員としては活躍する場があったかも知れません。その唯一誘われた会社も断ったそうですが。

そして、10浪で東大に入って人類首席と長谷川智志氏は自称していたわけですが、成績は可が圧倒的に多く、東大でも下位の方の成績だったようです。ほぼ同年齢の山口真由弁護士とは比べものになりません。長谷川智志氏は、東大でも下位の成績で、どこが人類首席やねん?と叩かれていました。

一方、山口真由弁護士は東大を文字通り首席で卒業し、財務官僚、大手法律事務所、ハーバード大学ロースクールを優秀な成績で卒業し、今は大学教授を目指しているそうで、絵に描いたようなエリートと言えます。

また、長谷川氏と同時期に予備試験の勉強を始めた人は、昨年無事司法試験を最年少で合格しています。結婚もし、弁護士としても前途洋々のようです。

そういうのを見ているとやはり若い人の記憶力、思考力はすごいな、と思います。32歳過ぎれば明らかに20歳頃の記憶力よりは落ちますから。それに普通にやっていれば、司法試験10浪生と同じ位の年齢ですから、その意味でもベテランの域に入っているのに、まだ短答試験すら合格できていません。

それを考えると、やはり、文系最高峰の東京大学法学部といえども、10浪までして入ってもほとんどその恩恵を受けられない、ということは知っておいた方がよいと思います。そういう反面教師と言う意味では長谷川智志氏の果たした役割は大きいと言えます。

基本的に、大手企業の新卒採用は2浪まで、と考え、できるだけ、現役、1浪で合格できる大学に入り、その後実力で挽回すればよいと思います。

実際、東大卒でなくても、昇進はできますから、あとはどれだけ人より会社に貢献できるかを考えることでしょう。日大クラスでも、仕事で数字を出せれば超一流企業の部長位までは行けますから。役員(取締役)になることも可能でしょう。

そういう意味で、東大法学部に入っただけで、人類首席、と自信を持ち過ぎて、司法試験短答3連敗になるよりも、例え、東大法学部に入っても、自分が通用するかどうか不安で必死で勉強した山口真由弁護士(現ハーバード大学)の方がはるかに優秀でまともでしょう。

山口真由さんは、財務省に入り、2年位で辞めて弁護士になり、その後ハーバード大学ロースクールを優秀な成績で卒業しました。その際、女性の教授からハーバード大学に残って研究しないか?と誘われたそうです。山口さんは、なぜか、日本の方がいいと思ってその誘いを断って日本に帰ってきて、今は大学教授を目指しているそうです。それならハーバード大学で教員になった方がいいと思うのですが。ハーバード大学の指導教授(女性)が独身だったのが嫌だったのでしょうかね?

私の知人で士業で億単位稼いでいる人も大学教授になりたいようです。やはり、お金が十分にあれば、最後は大学教授がいいのかも知れません。東大教授であれば、政府の審議会等でも官僚から先生扱いですし(実質的には利用されている面もありますが)、総理大臣から電話がかかって来たり、総理大臣の諮問委員になれたりもしますから、総理大臣に意見を言える立場にもなれます。

現役合格者はともかく、多浪して東大に入った人は、間違っても人類首席などと誤解せず、自分と同じ位優秀な人が何百人いるんだ、という意識を持ってその中でも必死で努力して欲しいと思います。

長谷川氏のように多浪して苦労することは全く無駄です。そんな無駄をせず、どんどん成績を伸ばして現役や一浪で東京大学に合格できる勉強法を知りたい方は以下をご覧ください。

多浪せずに、一流大学に合格できる方法

そういえば、最近(2018年夏)みたところでは、長谷川智志氏は、最近では、電子タバコの転売をして生計を立てているようです。主婦でもやれる転売を東大法学部卒業生がやる自体かなり恥ずかしいです。中卒でもできる仕事ですから。

私の知人は、もう5年前位に、1ヶ月で500万円転売で売り上げていました。現在の長谷川智志氏の売上はその5分の1にも満たないようです。高学歴ワーキングプア街道を順調に走っている長谷川智志氏。果たして、逆転ホームランをかっ飛ばせるのか、あるいは、転売屋でも失敗して廃業するのか、興味深い研究対象です。

読者の皆さんは間違っても10浪して東大に入ったりしないように、上の、「多浪せずに、一流大学に合格できる方法」のページをご覧下さいね。成績が伸びない、と言われている浪人生が、偏差値を伸ばし続けて志望の大学に入る勉強法が書いてあります。もちろん、現役生も成績を伸ばし続けられるので、効率よく志望大学に入れると思います。

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